【2025年10⽉発表】分譲マンション賃料月別推移
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東京カンテイ プレスリリース / 分譲マンション賃料 2025年10月16日
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移
首都圏9月 前月比-0.4%の3,843円/㎡と小幅に下落、全域での弱含みは昨年10月以来
近畿圏は大阪エリアの事例シェア縮小などで4ヵ月連続の下落 中部圏は直近の最高値を更新
【9月の分譲マンション賃料 三大都市圏・都府県】
2025年9月の首都圏・分譲マンション賃料は、全域での弱含みが影響して前月比-0.4%の3,843円/㎡と小幅ながらマイナスを示した。なお、1都3県で下落したのは昨年10月以来。都県別で見ると、東京都は-1.2%の4,614円/㎡と10ヵ月ぶりに反落した。また、神奈川県(-0.9%、2,652円/㎡)や埼玉県(-0.8%、2,115円/㎡)、千葉県(-0.6%、2,058円/㎡)では下落傾向を示している。埼玉県と千葉県では平均築年数が0.5年~1年ほど進んだことも影響しているが、神奈川県に関してはやや軟調な正味トレンドによるところが大きい。
近畿圏は大阪エリアでの事例シェア縮小や築浅事例の減少などによって、前月比-0.4%の2,241円/㎡と小幅ながら4ヵ月連続で下落した。大阪府では築浅事例の減少で平均築年数が23.3年→23.9年とやや進んだにもかかわらず、+0.4%の2,580円/㎡と小幅ながら2ヵ月ぶりに上昇した。一方、兵庫県では-1.4%の1,802円/㎡と2ヵ月ぶりに下落し、当月と平均築年数が同程度であった2月や3月の水準を下回っている。
中部圏では前月比+1.7%の2,057円/㎡、愛知県では+1.9%の2,112円/㎡と、堅調な正味トレンドに加えて築浅事例が増加したことで、ともに直近1年間の最高値を更新している。
三大都市圏および都府県 直近1年間の分譲マンション賃料 (単位:円/㎡)


【9月の分譲マンション賃料 三大都市圏・主要都市】
首都圏主要都市の分譲マンション賃料は、東京23区で前月比-1.0%の4,809円/㎡と10ヵ月ぶりに反落した。各築年帯の賃料推移を見ると、急騰していた「築5年以内」で調整する動きがあったものの、それ以外で弱含んだのは「築11年~20年」のみで、全般的に堅調な正味トレンドが続いているものと考えられる。横浜市(-0.9%、2,838円/㎡)やさいたま市(-0.9%、2,552円/㎡)では下落傾向を示しているが、前者は正味トレンド自体の弱含み、後者は平均築年数の進行が影響している。なお、千葉市では賃料水準が高い美浜区の事例が増加したこともあり、+2.2%の2,006円/㎡と3ヵ月ぶりに大きく上昇した。
近畿圏では大阪市で前月比+0.1%の3,118円/㎡と、築浅事例が減少する中でも僅かに強含んだ。各築年帯の賃料推移を見ると、築浅物件を中心に上値を伸ばしており、「築5年以内」と「築6年~10年」では2%以上の上昇率を示している。一方、神戸市では平均築年数が1年近くも進んだことで-1.6%の1,933円/㎡と下落したものの、7月の水準は上回った。
名古屋市では築浅事例が増加したこともあり、前月比+1.9%の2,273円/㎡と続伸し上昇率も拡大した。各築年帯ではいずれも横ばい~強含みとなっている。
主要都市別 直近1年間の分譲マンション賃料 (単位:円/㎡)



「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」について ●集計方法:賃料データは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの "月額募集賃料"を行政区単位に集計・算出し、㎡単価に換算して表記。 ●集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30㎡未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外) ●集計地域および直近3ヵ月の流通事例数 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県) : 46,867件 |
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