【2025年9⽉発表】新築木造一戸建て住宅平均価格月別推移
レポート
市況情報

東京カンテイ プレスリリース / 新築一戸建て住宅平均価格 2025年9月9日
主要都市圏・主要都市別/新築木造一戸建て住宅平均価格 月別推移
8月 首都圏の新築一戸建て平均価格は+3.8%の4,804万円 4ヵ月ぶり上昇
近畿圏は-0.3%の3,675万円と4ヵ月連続下落、中部圏は-0.3%の3,477万円
- 首都圏
8月の首都圏新築一戸建て住宅の平均価格は前月比+3.8%の4,804万円と4ヵ月ぶりに上昇した。前年同月比もプラスの水準となっている。都県別では東京都が+7.4%の5,977万円と上昇。東京23区の上昇と戸数シェア拡大が主な要因と見られる。神奈川県は+0.4%の5,071万円と上昇した。千葉県は-0.2%の4,116万円と小幅な下落が続いた。戸数は野田市や八千代市、四街道市などで増加した。埼玉県は+6.2%の4,009万円と3ヵ月ぶりの上昇。2014年4月の集計開始以降で初めて4,000万円台に乗せた。
- 近畿圏
近畿圏(2府4県)の平均価格は-0.3%の3,675万円と4ヵ月連続で下落した。主要府県別では、大阪府が-1.8%の3,918万円と下落が続いている。兵庫県は-2.7%の3,665万円と下落。前年同月も下回った。京都府は+14.0%の4,319万円と3ヵ月ぶりの上昇。上昇率は2ケタに達した。
- 愛知県
愛知県の平均価格は+0.6%の3,684万円と連続の上昇。中部圏(4県)は-0.3%の3,477万円と再び下落した。前年同月に対しては愛知県、中部圏いずれも上回っている。
- 宮城県・福岡県
宮城県は-4.1%の3,567万円と下落した。前年同月比も+7.1%→+0.2%と水準を落としている。福岡県は-2.2%の3,673万円と、3ヵ月ぶりに下落。前年同月比もマイナスに振れた。

●主要都市の平均価格動向
東京23区は前月比+8.8%の9,998万円と大きく上昇した。戸数は大田区や世田谷区、足立区の増加が影響したと見られる。都下は+0.8%の5,062万円と上昇が続いた。横浜市は+0.1%の5,713万円と僅かに上昇した。川崎市は+4.6%の5,777万円と連続で上昇し、前年同月も上回った。
東京23区は1億円には届かなかった。
相模原市は+6.1%の4,466万円と上昇し、前年同月比も高い水準となっている。千葉市は+2.9%の4,074万円、さいたま市は+0.7%の4,312万円と、いずれも上昇した。
郊外都市はすべて前年同月を上回る。
大阪市は-23.7%の4,180万円と、前月からの反動で大きく下落している。堺市は-4.5%の3,975万円と下落が続いた。神戸市は+5.0%の4,270万円と上昇した。京都市は+3.3%の4,752万円で連続の上昇となった。
堺市は前年同月も下回った。
名古屋市は-2.5%の4,499万円。
仙台市は-0.1%の3,965万円と僅かに下落。福岡市は-1.0%の4,328万円と再び下落した。
名古屋市は平均土地面積が縮小した。
●集計の方法
調査対象の条件:①敷地面積100~300㎡の物件 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件
対象地域
首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県
中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県
宮城県 福岡県 赤字はデータ掲出都府県


本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
※本記事の無断転⽤を禁じます