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【2025年6⽉発表】新築小規模木造一戸建て住宅平均価格月別推移

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東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模木造一戸建て住宅平均価格     2025年6月9日

主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

5月 首都圏の新築小規模一戸建て平均価格は+2.9%の5,709万円 23区が6ヵ月ぶり下落

近畿圏は+0.1%の4,081万円と連続上昇、中部圏は-2.2%の3,730万円と下落が続


●首都圏

5月の首都圏新築小規模一戸建て住宅の平均価格は前月比+2.9%の5,709万円と連続で上昇した。都県別では、東京都が+0.8%の7,245万円と上昇し、2014年4月の集計開始以降最高価格を連続更新した。神奈川県は+2.5%の5,034万円、千葉県は+0.6%の4,760万円と、いずれも連続で上昇している。千葉県は前月から上昇率が縮小したものの、前年同月比は10%に迫っている。埼玉県は+5.2%の4,433万円と3ヵ月ぶりに上昇した。5月は全都県で上昇し、前年同月比も軒並み上回っている。

●近畿圏

近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比+0.1%の4,081万円と僅かだが3ヵ月連続で上昇した。主要府県別に見ると、大阪府が-0.6%の4,016万円で3ヵ月ぶりの下落となった。4,000万円台は維持した。兵庫県は+0.1%の4,341万円と上昇が続いた。京都府は+1.3%の3,982万円。

●愛知県

愛知県は-4.6%の3,737万円と連続で下落した。前年同月比もマイナスに転じた。中部圏全体(4県)では-2.2%の3,730万円と3ヵ月連続の下落となった。

東京都は前月比下落した東京23区の戸数シェアが高まったために、全体では上昇率が縮小した。ただし、前年同月比では連続して2ケタ上昇している。1.png


●主要都市の平均価格動向

東京23区は前月比-2.1%の7,912万円と6ヵ月ぶりに下落した。都下は+4.2%の5,109万円と4ヵ月連続で上昇した。横浜市は+1.9%の5,077万円と3ヵ月連続上昇。1年ぶりに5,000万円台に乗せ、集計開始以降最高価格となった。川崎市は+4.0%の5,901万円、相模原市は+1.8%の4,437万円と上昇が続いた。千葉市は+15.3%の4,848万円と大きく上昇し、最高価格となっている。さいたま市は+1.3%の4,751万円と連続上昇した。

大阪市は+0.1%の4,754万円、堺市は+3.3%の3,908万円と、いずれも3ヵ月連続で上昇した。神戸市は-4.5%の4,541万円と再び下落。京都市は-1.3%の4,177万円と下落が続いた。

名古屋市は-3.9%の4,052万円と連続で下落した。

首都圏の主要都市では、前月に8,000万円台の最高価格を更新した東京23区が下落に転じた。一方で連続上昇の都下は5,000万円台と高い水準にある。近畿圏は、神戸市が今年に入って初めて前年同月を下回った。

●集計の方法

調査対象の条件:①敷地面積50㎡以上~100㎡未満 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件

対象地域

首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県

近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県

中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県

赤字はデータ掲出都府県 

宮城県と福岡県は供給戸数が少ないため割愛。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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