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【2025年4⽉発表】中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移

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東京カンテイ プレスリリース / 中古木造一戸建て住宅平均価格     2025年4月9日

主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

3月 首都圏の中古一戸建て平均価格は前月比-1.1%の4,030万円 東京23区が連続下落

近畿圏は+0.9%の2,963万円と反転上昇、中部圏は-1.5%の2,636万円と下落に転じる


  • 首都圏

3月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、前月比-1.1%の4,030万円と連続で下落した。4,000万円台が続いており、前年同月比は高い水準を示している。東京都は+1.9%の6,499万円と反転上昇。前年同月比では築年数が-1.8年となっていることもあり、価格は大きく上回っている。神奈川県は-4.0%の4,236万円と連続で下落した。千葉県は-0.4%の2,895万円と下落に転じた。埼玉県は+2.0%の2,941万円と反転上昇。東京都が上昇に転じたが、神奈川県と千葉県が下落。首都圏全体では僅かに築年数が若返ったものの下落が続いた。ただし、前年同月比は引き続き全都県でプラスである。

  • 近畿圏

近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比で+0.9%の2,963万円と反転上昇した。主要府県では、大阪府が+2.9%の3,286万円と上昇に転じた。前月から築年数が1年以上若返ったが、1月の価格は下回っている。兵庫県は-1.7%の2,922万円と4ヵ月ぶりに下落した。京都府は+0.2%の3,547万円と僅かに反転上昇。

  • 愛知県

愛知県は-0.3%の3,164万円と下落に転じた。平均土地面積は前月から5%以上拡大した。中部圏(4県)全体も-1.5%の2,636万円と下落に転じた。いずれも前年同月比では+8%台となっている。

  • 宮城県・福岡県

宮城県は+2.6%の2,743万円と反転上昇した。前年同月比では築年数が大きく進んでいるものの、価格は上回っている。

福岡県は-6.8%の2,440万円と反転下落。築年数が2年以上進んだ。

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●主要都市の平均価格動向

東京23区は前月比-3.9%の10,719万円と連続で下落した。前年同月比はプラスに転じたが、平均築年が同程度の1月の価格を下回っている。都下は築年数が僅かに進んだものの、+10.3%の4,447万円と大きく上昇に転じた。横浜市は-4.2%の4,729万円、川崎市は-5.1%の5,423万円といずれも連続で下落した。相模原市は+30.2%の3,390万円と前月からの反動もあって大きく上昇。千葉市は-6.8%の2,959万円と3ヵ月連続下落となった。さいたま市は+26.8%の4,794万円と前月からさらに上昇率が拡大した。

東京23区は高価格帯エリアでの下落が影響した。川崎市は同じ平均築年の前年10月の価格も下回っている。

大阪市は-18.0%の4,748万円と大きく下落に転じ、前年同月比もマイナスに振れた。堺市は+13.8%の3,654万円と大きく反転上昇。神戸市は-14.5%の3,037万円と4ヵ月ぶりに下落している。京都市は-2.2%の4,963万円と下落が続いた。

大阪市は1月、2月に大きく進んだ築年数から若返りが見られるが、価格は下落。

名古屋市は+6.7%の4,222万円と連続上昇。前年同月比も大きくプラスに転じた。

仙台市は-7.2%の3,030万円と連続下落し、福岡市も-3.9%の3,834万円と下落が続いた。いずれも築年数が2年以上進んだ。

●集計の方法

調査対象の条件:①敷地面積100~300㎡の物件 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件

対象地域

首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県

近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県

中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県

宮城県 福岡県 赤字はデータ掲出都府県

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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