【2025年2⽉発表】中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移
レポート
市況情報
東京カンテイ プレスリリース / 中古木造一戸建て住宅平均価格 2025年2月6日
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移
1月 首都圏の中古一戸建て平均価格は前月比+2.0%の4,135万円 東京都が連続上昇
近畿圏は+2.6%の2,971万円と3ヵ月連続上昇、中部圏は+3.0%の2,648万円と上昇に転じる
- 首都圏
1月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、前月比+2.0%の4,135万円と3ヵ月連続で上昇した。東京都は+4.4%の6,533万円と連続上昇。東京23区が大きく上昇したことが影響した。神奈川県は+2.7%の4,529万円と6ヵ月連続の上昇となった。千葉県は+1.8%の2,890万円と再び上昇に転じた。埼玉県は+1.8%の2,893万円と連続上昇した。1月は全都県で上昇し、首都圏全体では築年数が小幅に進んだものの、上昇率が拡大した。
- 近畿圏
近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比で+2.6%の2,971万円と3ヵ月連続で上昇した。主要府県では、大阪府が+9.3%の3,369万円と大きく上昇に転じ、2014年4月の集計開始以降で最も高い価格となった。大阪市は下落したものの堺市やその他の都市で上昇した。兵庫県は+1.0%の2,907万円と連続上昇。京都府は+5.7%の3,954万円と上昇に転じ、4,000万円台に迫る水準となった。築年数が-4.8年と大きく若返っている。
- 愛知県
愛知県は+3.1%の3,117万円と3ヵ月ぶりに上昇した。平均土地・建物面積が拡大したほか、築年数も若返りが見られた。中部圏(4県)全体は+3.0%の2,648万円と、こちらも3ヵ月ぶりの上昇となった。
- 宮城県・福岡県
宮城県は+7.5%の2,825万円と大きく上昇した。前年同月比も+13.9%と高い水準を示している。
福岡県は+9.4%の2,587万円と、大きく下落した前月から持ち直した。
●主要都市の平均価格動向
東京23区は前月比+19.6%の12,278万円と大きく上昇した。都下は-7.2%の4,202万円と再び下落に転じたが、前年同月比はプラスの水準を維持した。横浜市は+4.5%の5,377万円と3ヵ月ぶりの上昇。川崎市は+9.3%の5,839万円と大きく上昇に転じた。相模原市は+3.8%の3,346万円と反転上昇した。千葉市は-11.0%の3,243万円と下落に転じた。さいたま市は-17.2%の3,399万円と3ヵ月ぶりの下落。平均土地・建物面積が縮小している。
東京23区は築年数の若返りもあるが、港区や目黒区で高額事例があった。価格が下落した都下と千葉市、さいたま市は、面積の縮小と築古化が見られた。
大阪市は-28.7%の5,214万円と3ヵ月ぶりに下落した。堺市は+3.4%の3,315万円と、3%台で連続上昇している。神戸市は+8.3%の3,517万円と連続の上昇。京都市は+11.4%の5,268万円と大きく上昇した。
大阪市は前月の反動のほか、築年数も大幅に進んだ。
名古屋市は-1.4%の3,936万円と連続で下落。平均土地・建物面積が縮小した。
仙台市は+7.0%の3,429万円と連続上昇した。福岡市は+6.4%の4,106万円と4ヵ月ぶりの上昇で4,000万円台に乗せた。
●集計の方法
調査対象の条件:①敷地面積100~300㎡の物件 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件
対象地域
首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県
中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県
宮城県 福岡県 赤字はデータ掲出都府県
本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
※本記事の無断転⽤を禁じます