戸建て住宅を購入するなら宅配ボックスは必要?宅配ボックスのメリット・デメリット
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戸建て住宅を購入するなら宅配ボックスは必要?宅配ボックスのメリット・デメリット
最近は通販を利用する人が増えていますが、受け取りができないと再度配達依頼をしなくてはならないので面倒ですよね。
もし新しく住宅を購入するなら、宅配ボックスは設置したほうがよいのでしょうか。
今回は戸建て住宅を購入する際に宅配ボックスが必要なのかについて解説します。
■そもそも宅配ボックスとは
・宅配ボックスとは
宅配ボックスは非対面で荷物を受け取ることができるロッカーのような設備です。外出が多く普段家にあまりいない人にとっては、受け取りの時間を気にせずに済むため、便利なサービスです。
また、新型コロナウイルスの影響もあり、非対面で完結する宅配ボックスの設置について、助成金を交付する一部の地方自治体もあります。
※(参考)東京都板橋区の助成内容はこちら。
・宅配ボックスの設置タイプ別の種類
<簡易型>
簡易型の宅配ボックスは工事不要であるため、購入したその日から使用することができます。
クーラーボックスのような箱を玄関先に置くだけの手軽さが魅力で、誰でも簡単に設置可能です。
<設置型>
設置型の宅配ボックスは簡易型よりもしっかりした作りで、小さな金庫のような見た目をしています。
地面や外壁などに固定をするため、盗難される恐れはほとんどありません。
<壁埋め込み型>
壁埋め込み型の宅配ボックスは、郵便受けとセットになったタイプのものが多く、場所を取らないことがメリットです。
玄関に出ることなく、宅配で届いた荷物や郵便物を取り出すことができます。
・施錠タイプの違い
<ダイヤル式(機械式)>
ダイヤル式の宅配ボックスは、暗証番号を入力して取り出すタイプの宅配ボックスです。
使い方としては、まず配達員が荷物をボックスに入れた後に、任意で決めた暗証番号を設定します。暗証番号が記入された通知書が郵便ポストに投函されるため、受取人はその暗証番号をもとに荷物を受け取ります。
<電気式(コンピューター式)>
電気式の宅配ボックスには液晶パネルが付いており、電源が必要です。
タッチパネルやカードキー・テンキーで操作をおこない、部屋ごとに設定された暗証番号を入力して解錠します。
■宅配ボックスのメリットとデメリット
・メリット
<非対面で荷物が受け取れる>
宅配ボックスがあれば、非対面で荷物が受け取れます。
配達員と対面したくない場合でも、荷物の受取場所を宅配ボックスに指定することで、好きなタイミングで荷物を取りに行けます。
<防犯対策になる>
配達員を装った強盗に襲われる事件への対策としても、宅配ボックスは有効です。実際に、警察庁と佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸の物流大手3社は、防犯の観点から宅配ボックスの使用を呼びかけています。
リスクを徹底的に排除したい場合は、基本的に荷物の受取場所は宅配ボックスに指定しましょう。
<不在でも荷物が受け取れる>
荷物を受け取れない時間がある場合でも、受取場所を宅配ボックス指定にすれば帰宅時に受け取れるため、再配達を依頼する必要がありません。
手間がかからないだけでなく、物流スタッフの負担軽減にもつながります。
・デメリット
<全ての荷物が宅配ボックスで受け取れるわけではない>
宅配ボックスにはサイズの限界があるため、全ての商品を宅配ボックスで受け取れるわけではありません。
そのため、宅配ボックスに荷物を指定する場合は、小さめの荷物に限定するのがおすすめです。
<複数の荷物が受け取れない>
荷物が複数ある場合は、宅配ボックスで全て受け取れないため、注意が必要です。
通常、1つの宅配ボックスには1つの荷物しか入らないため、他の荷物を受け取る場合は宅配ボックスから荷物を取り出しましょう。
<盗難対策や防犯対策が必須>
簡易型や設置型の宅配ボックスは、宅配ボックスごと盗まれる可能性があるため、防犯対策や盗難対策が必須になります。
防犯対策や盗難対策をするには、宅配ボックスの設置とは別に費用が発生することも考慮しましょう。
■戸建てで宅配ボックスを設置する際のポイント
Aさん「戸建てで宅配ボックスを設置する際にはどんなことに気を付けておけばよいでしょうか?」
Bさん「大きさや必要な工事など、大事なポイントを以下で解説しますね!」
・大きさ
宅配ボックスを設置する際には、まずは大きさを確認してから設置を検討しましょう。
設置が必要なスペースと、よく頼む荷物が入るかなどを入念にチェックすることが大切です。
・工事
宅配ボックスの設置タイプによって、工事日程や工事費が異なるため注意が必要です。
設置したい宅配ボックスのタイプを把握して、工事日程や費用について事前に調べておきましょう。
・セキュリティ
宅配ボックスの施錠タイプによって、セキュリティ強度の高さが異なります。電気式のタイプは電気を通す必要があるため、注意しましょう。
ただ、基本的には受取人だけが暗証番号を入力して荷物を受け取れる宅配ボックスを選んだほうが安心です。
・材質
宅配ボックスに多い材質は、以下の3つです。
- 金属
- プラスチック
- ポリエステル
頑丈さなどが異なるので、事前に耐久性を確認しておきましょう。
■まとめ
戸建てに宅配ボックスを設置する際は、宅配ボックスの種類やメリット・デメリットについて事前に調べておくと、選び方を失敗する心配がありません。設置する際には事前に確認しておきたいポイントがいくつかあるため、今回解説した内容を踏まえて検討してみてください。