住宅購入にかかる諸費用って何?相場や内訳の解説
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住宅購入にかかる諸費用って何?相場や内訳の解説
不動産の購入にはさまざまな費用が必要です。土地や建物を購入する費用以外にも登記や税金などの費用がかかるため、事前にどれくらい費用がかかるのかを考え、余裕をもって費用を用意しておきましょう。
今回は住宅購入にかかる諸費用についてご紹介いたします。
■住宅購入にかかる諸費用
住宅を購入する際の諸費用は新築、中古問わずすべての不動産にかかります。また、住宅ローンを利用する場合は別途諸費用が発生するので、借り入れを検討している方は注意が必要です。
・諸費用の内訳
住宅購入にかかる諸費用の内訳は次の通りです。
- 不動産取得税
- 固定資産税、都市計画税
- 登録免許税
- 登記関連費用
- 仲介手数料
- 印紙税
- 住宅ローンの契約費用(保証料、事務手数料、団体信用生命保険料、火災・地震保険料)
上記のほか、新居への引っ越しや家具・家電の新調にも費用がかかることを念頭に置いておきましょう。
・住宅購入にかかる諸費用の相場はどれくらい?
A「えっ諸費用ってこんなにたくさんかかるの?もっと具体的な金額が知りたい!」
B「諸費用の多くは、住宅の購入価格や住宅ローンの借入金額に基づいて確定されます。ですが、中古住宅は新築住宅よりも諸費用が高めになりますよ。」
<新築の場合>
新築の場合、一戸建て、マンションともに購入価格の約5~10%が諸費用の相場です。たとえば3,000万円の新築住宅を購入した場合、150~300万円ほどかかります。
<中古の場合>
中古の場合、一戸建ては購入価格の約6〜10%、マンションは約6〜9%が諸費用の平均です。中古住宅の諸費用が高い理由には、物件売買の仲介を依頼した不動産会社に対し、仲介手数料を支払わなければならないことが挙げられます。
・中古の場合はリフォーム費用も必要
中古住宅は、建物状態や利便性に応じてリフォームが必要になります。工事内容によっては費用が膨らむこともあるため、中古住宅を購入する際は資金を多めに見ておきましょう。
・諸費用はローンや分割払いを利用できる?
上記に挙げた諸費用の内、住宅ローンに組み込めるものもありますが、固定資産税などの税金は難しいでしょう。また総返済額が大きくなることで、後の返済をひっ迫させてしまう可能性もあります。基本的に諸費用は自己資金でまかなうものと考え、いつでも支払えるようにしておきましょう。
・諸費用の支払い方法
諸費用の支払い方法には現金、住宅ローン、諸費用ローンがありますが、ローンの場合には金利が必要となるため、可能であれば、現金での支払いをおすすめします。
①現金での支払い
住宅の購入や取得の手続き時に、その場で現金にて支払います。諸費用に対して利息が発生しないため、総コストを安く抑えられるのがメリットです。
②住宅ローン
ある程度まとまった現金を蓄えておきたい場合は、住宅ローンを利用するのも一つの方法です。金融機関によっては、税金以外の諸費用や引っ越し費用、外構費用を借り入れできる可能性があるため、相談してみましょう。
③諸費用ローン
金融機関によっては、住宅ローンとは別に諸費用ローンを利用できる場合があります。ただし、住宅ローンよりも金利が高くなったり、借入可能期間が短くなる場合もあるので、注意しましょう。
■諸費用を抑える方法はある?
住宅ローンの借り入れや保険を契約する際、ひと工夫すればある程度諸費用が抑えられます。諸費用を節約する4つのポイントについて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
・諸費用が少ない住宅ローンを利用する
住宅ローンの借り入れにかかる諸費用は、金融機関によって差があります。特に保証料は「フラット35」の利用で不要となるケースもあるため、金融機関を選ぶ際のポイントになるでしょう。
・保険を見直す
住宅ローンを利用する際に加入が求められる火災保険、地震保険などは自分で選び、不要な補償を外しておきましょう。また保険は契約期間が長いほど安くなる傾向があるため、長期にわたって契約しても安心なものを探すことが大切です。
・不動産取得税の軽減措置を利用する
物件によっては、不動産取得税の軽減措置を受けられる可能性があります。ただし、一定の要件を満たしている必要があるため、詳しくは各都道府県のホームページまたは税事務所に確認をしましょう。
■まとめ
諸費用が少ない不動産や住宅ローンを探すのは一苦労ですが、その手間がより効果的な諸費用の節約につながります。また将来のライフイベントや万が一の事態も踏まえつつ、資金は綿密な計画を立てることが大切です。