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庭付き戸建ての購入はどんなメリット・デメリットがある?

コラム

不動産コラム

庭付き戸建ての購入はどんなメリット・デメリットがある?

暮らしを豊かにしてくれる庭を求める人は多くいます。新たに不動産の購入を考えている方の中にも、庭付き戸建てを検討している方は多いのではないでしょうか。

今回は庭付き戸建てのメリット・デメリットをご紹介いたします。不動産購入の予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

■庭付き戸建てのメリット

自宅に庭があることによって、どのようなメリットが生まれるのでしょうか?庭付きの戸建て住宅に住んでいると仮定し、日々の暮らしをイメージしてみましょう。

・ガーデニングや家庭菜園ができる

庭があればガーデニングや家庭菜園などが楽しめ、季節の花や野菜を育てることで四季の移ろいが豊かに感じられます。特にお子さんのいる家庭では、自分で育てた野菜を食べるといった食育効果も期待できるでしょう。

・お子さんやペットの遊び場所になる

お子さんの遊び場として活用できるのもメリットの一つです。芝生を敷いたり、砂場や滑り台を設けたりすれば、近所に公園がなくても自宅で十分に遊べます。またリードのいらない開放的な空間は、愛犬たちのストレス発散の場にも最適です。

・住宅内の環境や見晴らしがよくなる

庭があることで、近隣住宅との間にスペースを確保できます。庭に趣味趣向を取り入れれば、日当たりや風通しだけではなく眺めもよくなるでしょう。

・家族や友人と過ごす場所にも適している

他の場所を借りて行うようなホームパーティーやBBQも、庭であればいつでも楽しむことができるでしょう。家族団らんの時間が増えることはもちろん、友人を招いて賑やかに過ごすこともできます。

・資産価値が高い

庭付きである分土地が広く、資産価値は高くなります。また、住宅の利便性を高めたり、外観を演出するなど、庭があることで付加価値を感じられれば、中古物件として売り出したとしても十分な価値が期待できるでしょう。

■庭付き戸建てのデメリット

庭付き戸建ては私たちの生活に潤いを与えてくれる一方、デメリットもあります。

・費用がかかる

庭を作るには建物を配置しない余剰の土地が必要であり、不動産の購入費用が通常よりも高くなることが予想されます。また、都市部に近いほど費用が高額です。

・手入れに手間がかかる

綺麗な庭を保つためにはこまめな手入れが欠かせず、多くの時間と労力が必要です。放置したままでは景観が悪くなるどころか、敷地に侵入した庭木や落ち葉、害虫などがトラブルに発展する可能性があります。忙しい生活を送る家族にとっては、庭の手入れが負担に感じられるかもしれません。

■戸建て住宅を購入する際に考えておきたいポイント

A「庭付き戸建てを建てると趣味や娯楽の幅が広がるのですね。将来、子どもたちに資産として残すためにも庭を作ろうかな?」

B「ちょっと待って!庭を作る前に、庭の種類や住宅との位置関係を考えることを忘れないでください。」

庭付きの戸建てを購入するときには、次のようなポイントに注意しておきましょう。大切なのは、生活するうえでの利便性を考えることです。

・庭の種類

庭の種類によって住宅との位置関係や活用方法が異なるため、何を目的として庭を作るのかよく考えて決めましょう。

<主庭>

主庭(しゅてい)とは、リビングやダイニングなど、生活の中心となる部屋に面した庭のことです。主に利便性や機能性、デザイン性が求められます。

<前庭>

門から玄関前まで続く住宅前の庭を前庭と言います。外からも目につきやすく、趣向を凝らせば住宅の印象を華やかに演出できます。

<中庭>

中庭は住宅の中側にある庭です。日当たりや風通しなどの面で機能性が劣りますが、工夫次第では庭として十分に活用できます。

<裏庭>

キッチンや浴室などの外から見えにくい場所にある裏庭は、物干しやゴミ置き場として活用されています。

<坪庭>

坪庭とは塀や垣根の内側にある和風の小さな庭のことです。採光や通風、鑑賞を目的として作られています。

A「庭の種類や特徴はわかったけど、どの庭にするのが1番よいのでしょう?」

B「そんなときは庭に求める利便性や機能性をよく考え、住宅を含めた敷地全体のレイアウトを考えてみるのがおすすめです。」

・住宅と庭の位置と形状

庭の位置によっては外から室内が見えやすく、防犯カメラなどの対策が必要です。また、庭には正方形や長方形、コの字型、L字型といったさまざまな形があり、種類によって庭の楽しみ方も変わります。家庭菜園が目的であれば南向き、日差しを抑えたければ北向きというように、庭を設ける方角にも注意しましょう。

・動線を考える

家事動線と被らないよう、庭の配置を決めることも大切です。家事動線を庭が遮ってしまうと、暮らしにくい環境になってしまいます。また、家の中と外の両方から庭に行きやすいような配置にすると、手入れなども行いやすいでしょう。

・必要なメンテナンス

庭付き戸建てを購入した後も、庭の管理や維持には費用がかかることを念頭に置きましょう。できる限り費用を抑えたい場合は、テラスを設けるのも一つの手です。

まとめ

庭は住宅の中でも人々に安らぎや喜びを与える癒やしの場です。庭付きの不動産を購入する際は、いざ住み始めたときに不便がないよう、庭を設置する目的や理由をしっかりと考えておくことが大切と言えます。