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高層マンションを買う前に知っておきたいメリット・デメリット

コラム

不動産コラム

高層マンションを買う前に知っておきたいメリット・デメリット

タワーマンションなどの高層階に憧れている方は少なくないと思いますが、購入前はさまざまな視点から

考えることが大切です。

後悔しないためにも、高層マンションのメリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。

今回は高層マンションのメリット・デメリットをご紹介いたします。

■高層マンションのメリット

・見晴らしがいい

マンションの高層階は、視界を遮るものもなく見晴らしが非常によいです。昼は一面の青空や遠くの景色が

見えたり、夜は美しい夜景が一望できたりと、通常のマンションにはない満足感が得られます。

・虫が出にくい

虫が出にくいのも高層マンションに住むメリットの一つです。一般的に、虫は6階程度の高さまでしか

飛べないため、高層階であれば害虫がいない環境で暮らせます。春や秋は窓を開けたまま生活できるなど、

常に開放的な気分で過ごせるでしょう。

・設備や内装が充実している

高層マンションは、一般的なマンションに比べて設備・内装・サービスが充実しているのが特徴です。

高層マンション特有の設備やサービスには以下のようなものがあります。

  • ラウンジ
  • 空中庭園
  • ジム
  • ゲストルーム・パーティールーム
  • キッズスペース
  • コンシェルジュサービス など

まるで高級ホテルで生活しているかのような便利さと快適さが得られるのも、高層マンションに住む

魅力の一つです。

・高いセキュリティ

高層マンションはセキュリティも魅力です。たとえば、「専用のエレベーターキー」「防犯カメラ完備」

など、一般的なマンションに比べてかなり厳重なセキュリティ対策がなされています。屋上やベランダから

侵入することも難しいため、空き巣被害の心配も少ないでしょう。

また、高層マンションには厳しい耐震基準が設定されており、耐震性の面でも安心できます。

・利便性が高い

高層マンションの多くは周辺環境がよい場所に建てられています。駅からも近い場合が多く、低層階に

商業施設が入っていることもあるため、利便性のよさを実感できるでしょう。

また周辺環境のよさゆえに、資産価値が高く、価値が下がりにくいというメリットもあります。

・日照時間が長い

高層マンションは冬でも日照時間が長いため、明るく暖かい室内環境を保てます。東向きの物件では、

朝日がしっかりと差し込むため、朝の目覚めも快適です。南向きの物件であれば、日当たりがよいため、

暖房などのコストも抑えられるでしょう。

また、一般的には日当たりが悪いとして敬遠される北向きの物件でも、高層マンションであれば十分な

採光を得られます。

ただし、日照時間は立地条件や階数などによって異なるため、購入前にしっかり確認しておくことが

大切です。

■高層マンションのデメリット

A「高層マンションはメリットだらけですね。私も高層マンションを購入しようかな!」

B「ちょっと待ってください!高層マンションは確かにメリットが多いですが、デメリットもあるん

ですよ。」

・エレベーターが必須

高層マンションはエレベーターでの移動が必須です。待ち時間が長くなってしまったり各階に止まったり

など、思い通りに移動できないこともあるため覚悟しておく必要があります。

・地震で揺れやすい

高層マンションの地震対策は「免震」や「制震」です。あえて揺れることで地震のエネルギーを吸収したり

逃がしたりする構造のため、小さな地震でも長時間に渡って揺れが続きます。

人によっては、建物の揺れが停止しても揺れている感覚が抜けなくなることもあるようです。

・体調面に影響があることも

高層マンションに住んでいると、気圧の変化が原因で体調に影響が出ることもあります。通常、地上から10m

高くなるごとに気圧は1hpa(ヘクトパスカル)下がります。これは、高層マンションの50階(地上200m)

であれば、気圧は20hpsも低くなる計算です。

気圧が10hps変化すると体調に変化が出るという研究結果もあるため、気圧の影響を受けやすい人は注意が

必要でしょう。

・風が強い

マンションの高層階は風が非常に強いため、ベランダで洗濯物を干すことを禁止する物件も少なくありません。

「部屋干し」か「乾燥機」しか選択肢がないため、人によってはストレスを感じるでしょう。

さらに、強風によって窓が開けられず、換気が難しい日もあるというデメリットもあります。

・管理費や修繕費が高額

高層マンションは面積が大きいうえに、内装・設備に高性能なものが使用されていることが多いため、管理費や

修繕費が高額になりがちです。

また、「通常のマンションのような工期・工法では修繕できない」「修繕に特注品が必要」などの理由で一時金

徴収が発生する可能性もあるため、注意しましょう。

■まとめ

高層マンションにはメリット・デメリットがあります。しかし、購入前にデメリットを把握しておけば、購入後に

後悔せず、一般的なマンションよりもはるかに快適な生活を送ることが可能です。

高層マンションの購入をお考えなら、不動産会社のアドバイスなども参考にしながら最適な物件を選ぶように

しましょう。