コロナ禍は別荘が注目されている!?今こそ別荘を購入するメリットとは
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コロナ禍は別荘が注目されている!?今こそ別荘を購入するメリットとは
外出や旅行の制限を求められているコロナ禍では、これまでのように旅行を楽しむことが難しいですよね。
そのため、できるだけ人との接触を控えながら非日常気分を味わえる別荘の需要が高まっています。
今回はコロナ禍において別荘など住宅以外の不動産がどのように求められているのか、メリットなどと併せて
ご紹介いたします。
■コロナ禍で別荘の需要はどう変化した?
・専門サイトへの問い合わせ数が増加
コロナ禍によって、不動産専門サイトの別荘購入に関する問い合わせが増加しています。
特に伊豆、軽井沢、那須などの別荘が人気で、都内に近い箱根、湘南、富士山麓エリアなどにある別荘の
問い合わせも増加傾向にあるようです。
・在宅ワークが増加したことで別荘への関心が高まった
別荘への関心が高まっている理由の一つは、「在宅ワークの増加」です。テレワークの普及により、
自宅でなくても仕事ができるようになりました。
さらに、自宅では「オン・オフの切り替え」が難しいことから、別荘を新たな仕事場として利用したい
というニーズが増えているようです。
これらの需要の高まりを受けて、都心から距離が近い郊外の公示地価が上昇し始めています。
■コロナ禍で別荘などの不動産を購入するメリット
A「確かに別荘は魅力的ですね。でも、わざわざテレワークのためだけに購入するのはどうかと
思うんですが...。」
B「別荘は、何もテレワークのためだけではないですよ。他にもたくさんのメリットがあるんです。」
・気軽に気分転換ができる
在宅ワークで疲れたときなどに別荘へ行けば、気軽に気分転換できます。自分好みにデザインされた
贅沢な空間で、癒しのひとときを過ごせるのは大きな魅力です。
ホテルなどでも気分転換はできるかもしれませんが、行きたいときに部屋が空いていないこともある
でしょう。
しかし、別荘はいつでも好きなときに行けるうえに、予約などの手続きや宿泊費の支払いも必要ありません。
ルールに縛られることもないため、リラックスして自由に過ごせます。
・老後の新しい過ごし方になる
老後は都会を離れて、自然の多い静かな田舎で暮らしたいと考える人も少なくありません。
しかし、定年後に別荘を購入するとなれば、老後の生活費などの不安から購入に踏み切れない可能性があります。
収入が安定しているうちに別荘を購入しておけば、老後に移住してスローライフを楽しめるでしょう。
・万が一の際に生活できる場所の確保ができる
災害などが起きて自宅に住めなくなったときに、別荘があれば避難場所として利用できます。日本は台風や
地震などの災害が多いため、万が一に備えて生活できる場所を確保しておくことは大切です。緊急時の避難場所
として別荘を所有していれば、安心して日常生活を送れるでしょう。
・人との接触が少ない
別荘は人との接触が少ないプライベートな空間です。ホテルなどのように不特定多数の人と顔を合わせることも
ないため、日常の喧騒を忘れて疲れを癒せるでしょう。
また、近郊の別荘であれば移動距離も少なくて済むため、長距離の移動を制限されている中でちょっとした旅行気分
を味わえます。
A「コロナ禍で、今は『密』を避けることが求められますから、人との接触が少ない別荘はよいですね。」
B「そうですね!別荘で自分1人や家族だけで余暇を過ごすことは、今の時代に合っていると言えますね。」
■別荘購入で知っておきたいこと
A「なんだか別荘が欲しくなってきました!セカンドハウスを持っている生活って、憧れますよね。」
B「実は、別荘とセカンドハウスは違うものなんです。税金の問題も関わってくるので、違いをしっかり確認して
おきましょう。」
・セカンドハウスと別荘の違い
セカンドハウスとは「住居として使用するための家」のことです。一方の別荘とは、「避暑や休暇などを楽しむ
ための家」を指します。
言い換えれば、セカンドハウスは居住目的の「生活必需品」であり、別荘は保養・休養目的の「贅沢品」です。
そのため、税制上の優遇措置にも違いがあります。
・税制優遇があるのはセカンドハウス
税制上、優遇されるのは生活必需品であるセカンドハウスです。一方の別荘は贅沢品であるため、税制上の優遇は
ありません。
セカンドハウスが優遇措置を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 日常生活が目的である
- 本宅とは離れたところにある
- 最低、毎月1日以上は利用している
上記の条件を満たしたセカンドハウスは、「固定資産税」「都市計画税」「不動産取得税」などが減額されることが
あります。
※物件が所在する都道府県税事務所へ申請し、認められる必要があります。都道府県や市町村によって基準が違う
場合があるので、注意が必要です。
■まとめ
コロナ禍で新しい働き方や生活様式が普及する中で、別荘を持つことはさまざまなメリットがあります。
一方で、「管理費がかかる」「課税が厳しい」などのデメリットがあるのも事実です。
別荘を持つメリット・デメリットを把握したうえで、計画的に購入しましょう。別荘の購入を検討している方は、
まずは不動産会社へ問い合わせてみるのもおすすめです。
※本コラムの内容は令和3年8月31日現在の法令等にもとづいております。年度の途中に新税制が成立した場合や、
税制等が変更されるケースもありますのでご了承ください。 また、詳細について知りたい方は、お近くの税務署や
税理士などにご確認ください。