不動産を購入するなら周辺環境にも注目!街選びのポイントとは
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不動産を購入するなら周辺環境にも注目!街選びのポイントとは
不動産物件は分譲マンション、戸建て住宅問わず同じような間取りやつくりでも、さまざまな価格に設定されて
いますよね。
多くの場合、周辺環境が価格に影響を与えます。
今回は不動産購入をする際に、需要が高い周辺環境はどのようなものかをご紹介いたします。不動産購入の予定が
ある方は優先順位を考えながらご一読ください。
■周辺環境で多い失敗
・駅までの距離
駅から遠い物件を選ぶと、通勤・通学の際に不便な可能性があります。
自転車を使用する場合は、駐輪場の空きがなければ困るでしょう。
また、駅から近かったとしても、駅周辺が栄えていなければ、買いものが不便になる可能性もあるので注意が必要
です。
・騒音
騒音トラブルには2種類あります。
1つは、近隣住民とのトラブルです。自分の生活音を注意されたり、近隣住民の生活音が気になったりする場合が
あります。近隣トラブルは家族構成や生活リズムの違いが原因となる場合がほとんどです。
もう1つは、周辺環境からのトラブルです。交通量が多い通りに面していたり繁華街が近くにあったりすると、
日々騒音に悩まされる可能性があります。
・災害リスク
物件選びにおいて見落としがちなのが、災害リスクです。安いからといって古い物件を選ぶと、耐震強度が低く、
地震の際に被害を受ける可能性があります。
また、海抜の低い場所や川の近く、水はけが悪い場所などは浸水の可能性があるので、注意が必要です。
■周辺環境でチェックしておくべきポイント
・利便性
駅やバス停までの距離が近い、スーパーやコンビニがあるなど、生活しやすい立地であるかを確認しましょう。
帰宅が遅くなる人は、閉店時間の遅い店が近くにあると便利です。自分の生活スタイルに合った街選びをしましょう。
また、病院や薬局などの医療機関の場所も確認しておくと、いざというときに困りません。
・交通環境
駅の近さだけでなく、終電や始発の時間、電車の本数、混雑状況なども確認しておきましょう。
また、周辺道路の交通量にも気を付けてください。交通量が多いと、騒音や排ガスで健康に影響が及ぶ可能性もあります。
自家用車を使用する場合は、通勤時にスムーズに通行できる道があるのかも把握しておきましょう。
・教育関連
子どもがいる、または出産予定がある家庭の場合は、子育てに適した環境かも重要になります。
学校や保育園・幼稚園が近くにあるのか、図書館や公園など休日に子どもが過ごせる場所はあるのか、塾は通いやすいか
などを確認しておきましょう。保育園を利用するなら、待機児童の状況も調べておくと安心です。
・地域
治安のよさは、犯罪件数などから把握できます。工場や繁華街などからの音や臭いがないかも、現地を歩いて確認して
おきましょう。
また、意外と見落としがちなのが空き地や駐車場の有無です。後々大きなビルが建設されれば、日当たりが急に悪くなる
可能性もあります。特に、物件の南側はしっかりとチェックしましょう。
・災害リスク
地震対策においては、新耐震基準が適用されている不動産を選ぶのがポイントです。
A「新耐震基準ってどこでわかるの?」
B「1981年以降に建てられている建物は、新耐震基準が適用されているよ」
また、海に近い地域であれば、高台やマンションの高層階など、なるべく海抜の高い物件を選ぶとよいでしょう。
水はけが悪い、川や斜面が近くにあるなど浸水の不安がないかも確認してください。自治体のハザードマップも参考に
しましょう。
■不動産の周辺環境をチェックする際の注意点
・季節や時間帯による変化
住居にいるのは特定の時間だけではありません。さまざまな季節や時間帯に過ごすことを想定し、できるだけ複数の
状況を現地で確認しておきましょう。朝・昼・夜の3パターンに加え、平日と休日の両方を見ておけば安心です。
季節に関しては、お祭りがある神社やお花見スポットなどがないかを確認してください。イベント時の混雑状況を
知っていれば、事前に対策もできるでしょう。
・完璧を求めすぎない
すべての希望に合うことが理想ですが、そんな物件はめったに存在しません。こだわりすぎるとよい物件を逃して
しまう可能性もあります。
絶対に譲れないところ、なくても問題ないところを整理し、妥協点を見つけましょう。家庭によって優先順位は
異なるので、家族とも話し合いながら進めていくのがポイントです。
・必ず不動産物件の近隣も歩いて確認しておく
不動産会社の情報やネットの口コミも大事ですが、一番信用できるのは自分の感覚です。気になるポイントも
人それぞれですので、最終判断は自分でしましょう。
治安、近隣住民や環境の雰囲気、交通状況、危険箇所など、歩きながら目で見て確かめてください。
実際に電車やバスなどを利用してみるのもよいですね。
■まとめ
周辺環境が整っていれば、それだけ充実した生活を送れるでしょう。さまざまな点を考慮し、ときには妥協しながら、
各家庭の希望に合った不動産を購入してください。