独身でもマンション購入にはメリットがある!?注意点と併せてご紹介します
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独身でもマンション購入にはメリットがある!?注意点と併せてご紹介します
「結婚して家庭を築いていなければ不動産購入のメリットはない」と考えていませんか?実は現在、独身でも不動産やマンションを購入する人が増えています。不動産購入は結婚してから、と考えている方も、メリットを知っておくと考えが変わるかもしれません。
今回は独身でマンションを購入するメリットや、注意点についてご紹介いたします。
■マンションを買う独身者は増えている
・男女ともに独身でマンションを購入する人は増えている
独身で不動産やマンションを購入する人は男女ともに増加しています。特に女性の増加が著しく、その背景には「女性の社会進出」などがあるといわれています。
・なぜマンションを独身で購入する?
独身でマンションを購入する人が増加している要因の一つは「生涯未婚率の上昇」です。政府の統計によると、1985年には男女ともに5%未満だった生涯未婚率が2015年には「男性23.4%・女性14.1%」まで増加し、2035年には「男性29%・女性19%」になると予測されています(※出典:https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/15/dl/all.pdf)。
そのため、生涯独身であることも考え、老後の安心を得るためや資産形成のためにマンションを購入する人が増えているのです。
■マンションを独身で買うメリット
A「独身のうちにマンションを購入するメリットは何ですか?」
B「将来の資産になること、老後の安心が手に入ること、生命保険の代わりになることの3つです。」
・将来の資産になる
購入した不動産やマンションは資産です。購入後に結婚して大きなマンションに住み替えることになった場合でも、マンションを売却・賃貸するなどして新しいマンションのローン返済に充てることもできます。
・老後安心して暮らせる
退職までにローンを完済してしまえば、老後は家賃を支払う必要がありません。今後は年金の支給額が少なくなることも予想されますので、老後の家賃の心配が無くなるのは大きなメリットです。
・生命保険の代わりになる
購入したマンションは生命保険の代わりになります。住宅ローンを組むと、ローン返済中に高度障害状態になった場合に残債を0円にできる「団体信用生命保険」がついてきます。
ローンの残債が0円になったマンションは売却することもできるため、生命保険に加入しているのと同じです。マンション購入を機に、これまで加入していた生命保険を見直すこともできます。
■独身でマンションを購入する際の注意点
・こんな場合は購入を控えた方がいいかも?
以下に当てはまる場合は、マンションの購入を控えた方が良いかもしれません。
- 実家を相続する可能性がある
- 結婚の予定がある
- 勤め先から家賃補助を受けている
通勤圏内にある実家を相続できる可能性がある人は、賃貸に住み続けた方が良い場合もあります。実家を持ち家にできるのであれば、将来の住居や資産の心配をしてマンションを購入する必要はないためです。
結婚の予定がある人もマンションの購入には慎重にする方が良いかもしれません。独身時の生活スタイルに合わせてマンションを購入すると、結婚後に広さ・間取り・設備などが物足りなくなってしまう可能性があります。
また、勤め先から家賃補助を受けている人は、賃貸で生活しつつ家賃補助分を貯蓄に回す方が得策です。将来的にマンションを購入する際、貯蓄を自己資金に回せば住宅ローン借入額を減らせるうえに、毎月のローン返済額も少なくて済みます。
・資金の計画は慎重に
独身でマンションを購入した人たちの後悔の一つに、購入費以外のコストを計算していなかったことがあります。マンションを購入すると、購入費以外にも管理費や修繕積立金などが発生します。たとえローンの返済が終わったとしてもこれらの支払いは続くため、注意が必要です。
また、修繕費は年々値上げされることも知っておかなければなりません。購入費以外のランニングコストを考慮し、支払い能力以上のマンションを購入しないように資金計画を練る必要があります。
まとめ
独身でマンションを購入することには多くのメリットはありますが、仕事や結婚などの将来設計をしっかりと考えた上で購入しないと後悔する可能性もあります。将来的に売却や賃貸しやすい物件かどうか、生活スタイルの変化に対応できる間取りかどうかなども考慮し、慎重にマンションを選ぶようにしましょう。