不動産を売却する際の仲介業者の選び方
コラム
不動産コラム
不動産を売却するうえで、重要なポイントの一つは仲介業者選びです。
一言で仲介業者といっても、不動産会社にはそれぞれ専門性があり、
間違った会社を選んでしまうとなかなか買主が見つからないこともあります。
まずは簡単に、不動産会社の種類と特徴を見ていきましょう。
◆不動産会社の種類と特長について
・開発業者(デベロッパー)
マンション、一戸建てにかかわらず、土地の取得から建設、販売までを行う不動産会社です。
分譲マンション開発では大手が多い業種ですが、賃貸向けマンションや一戸建ての開発では中小業者も数多く存在しています。
・売買仲介業者
マンションや一戸建て、土地といった住宅の仲介を得意とする不動産会社です。
大手から中小まで、非常に多くの業者があります。
・事業用売買専門業者
不動産売買の中でもとくに、賃貸アパートや賃貸マンションなど
事業用の売買仲介を専門とする不動産会社です。
・賃貸仲介専門業者
賃貸住宅の仲介を専門としている不動産会社です。
賃貸を専門としているため、売買仲介はあまり得意ではありません。
その他にも、
・不動産の買取をした後、付加価値を加えて販売する買取再販(リノベーション)専門業者
・業者間取引専門として、一般個人が利用することはない不動産会社
・借地(底地)権を売買し、権利を整理して価値を向上させて販売する業者
など、様々な不動産会社が存在します。
不動産売却で仲介業者を選ぶ際にはまず、その会社が何を得意としている会社なのかを見極める必要があります。
稀に、賃貸専門の不動産会社に売却の仲介を依頼しているケースもみられますが、やはり売却の仲介を得意とする不動産会社に依頼した方が得策です。
最後に、大手仲介業者と中小仲介業者それぞれの特徴を見てみましょう。
◆大手仲介業者の特徴
・企業ブランドと宣伝による強力な集客力
・全国規模のネットワーク
・企業としてのノウハウと社員教育によるサービス品質の安定性
などが挙げられます。
どこに仲介を依頼するか迷っているようなら、大手仲介業者を選択しておく方が安心です。
◆中小仲介業者の特徴
中小仲介業者は、地域や物件の種類(マンションや戸建て)に特化しているところが多く、
規模が小さい分だけ融通が利くことが挙げられますが、大手仲介業者と比べて集客力は劣ります。
上記をふまえ、業者を選ぶ際にはしっかりと見極めが必要になります。