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自宅を売却!購入希望者の見学時にはここを注意する

コラム

不動産コラム

少しでも好条件で売却する工夫が必要

せっかく手に入れたマイホームも「地方に転勤になった」「子どもが独立して夫婦ふたりでは自宅が広すぎる」など、突然のことであったり前々から考えていたことであったり......さまざまな理由から売却することになる場合があります。
どんな理由でも共通していえることは、売主の立場からすると、それまで住んでいたマイホームを少しでも好条件で売却したいということでしょう。ここでは、購入希望者の見学時に注意すべきポイントについて解説していきます

購入希望者が住みたいと思える家に

不動産事業者に自宅売却の申し出をすると、査定が行われ、その金額をもとに売主が売却金額を決めて一斉に広告が出されます。
その広告は不動産会社が主に行うことになりますが、住宅専門誌やインターネットを通じて広く宣伝されていきます。

居住中であっても広告を見た購入希望者が自宅を内覧しにくることがあります。その場合、できるだけ印象をよくするためにも、掃除や整理整頓が重要になります。
庭の植栽は普段から手入れをしておき、雑草抜きや剪定は定期的に行っておきましょう。鉢植えの花にも水やりは欠かせません。やはり花や緑がある家は好印象です。

室内で重要なことは、壁紙がはがれてそのままだったり、ドアノブがゆるすぎて壊れそうだったりするところは内覧者にマイナスの印象を与えてしまうので、不備はなくしておくということ。
特に注意しておきたいのは水まわりです。目につきやすいところはいつもの掃除できれいになりますが、蛇口や排水溝の周辺は手が届きにくいところです。
細かいブラシで汚れを除去しておきましょう。また、浴室はカビが発生しやすいところ。カビだらけの浴室はかなりマイナスの印象を与えてしまいます。普段から換気をよくしておき、定期的にカビ取り剤で清掃しておきましょう。

購入希望者が内覧に来る前に、室内の空気を入れ換えて部屋を明るくしておくことも大切。
また、室内だけでなく庭に不要なものがあったら処分しておくなど、購入希望者がこの家に住みたいと感じるような態勢で迎えることが必要です。

購入希望者が来たら、住んだ人しか分からない生の情報も丁寧に伝えると印象もよくなります。
ファミリー層の場合は一番長く家にいるのは奥様ですから、奥様の目で住みやすさを伝えるとよいでしょう。
逆に購入希望者から質問をされることがあります。近所付き合いや町内会のきまりや学校や生活環境など、物件以外についても質問を受けるので、それらの質問にははっきりと回答するようにしましょう。

購入希望者のチェックの目に対応できるように

部屋がきれいかどうかが査定価格に大きく反映するわけではありませんが、印象の悪い場合はなかなか成約に至らないこともあり、売却に結びつかない結果、売却価格を下げることになってしまいます。
住み替え先を購入してしまった場合は、金銭的な負担がかかってしまいますので、成約に結びつけるように普段から家の手入れは怠らないようにしましょう。
見学者は自分の資産となる不動産購入を検討しているわけなので、その目も自ずと厳しいものになっています。その点も考えてベストな対応をしておきたいものです。