意外とかかる! 引っ越し関連の費用
コラム
不動産コラム
頭金や不動産購入のための諸費用にばかりに目が行きがちで、意外と忘れてしまうのが引っ越し関連の費用。
家族1世帯の引っ越しの費用はまとまった金額になりますので、住宅購入資金以外にも予算を組んでおく必要があります。
いざ引っ越しとなった場合に慌てなくて済むよう、ここでは引っ越し関連費用について見ていきたいと思います。
荷物を選定して、できるだけ費用を抑えましょう
家族構成や荷物の多い・少ないにもよりますが、平均して10~20万円はかかると言われている引っ越し費用。
引っ越し費用には、運搬費・梱包材料費と人件費・その他のオプション料金が含まれます。
まったく同じ条件でも業者によって異なりますので、必ず何社かに見積りを取ってよく見比べて業者を選定しましょう。
繁忙期と言われる3月や4月は費用が高く、5〜2月のオフシーズンに比べて3割増しになります。
一般的に夏は気温が高くなるので引っ越しをする人自体が少ないと言われていますので、比較的抑えた金額で引っ越しできると考えてよいでしょう。
運搬する荷物の量によって金額が変わってくるため、余計な物を運ばなくて済むように引っ越し前には荷物の整理をしておきます。
まずは、衣服の整理です。
子どもが成長して着られなくなった衣服は処分したり、良品であればリサイクルショップに買い取ってもらったりします。
大人の衣服もここ数年まったく着なかった物は同様に処分し、家電や日用品、本なども同様に選定して、買い取り業者を利用します。
大型ゴミとして処分する場合は、事前予約が必要になることも。
市区町村によって処分の方法が異なりますので、予め調べておき、早めに対応しましょう。
また、家電や家財道具などの購入費も視野に入れておきます。
マイホームを手に入れた場合は、住宅の雰囲気や広さにあわせて買い換える人は多く、平均して一戸建て(新築)で 201.0 万円、建売住宅で 105.1 万円、新築分譲マンションで 85.9 万円、中古住宅で 71.1 万円掛かったというアンケート結果も出ています(住宅金融支援機構 2014年度住宅取得に係る消費実態調査より)。
かかる費用の中で意外と嵩むのがカーテン代です。
一戸建ては窓の数が多いのでその分枚数を揃えなくてはならず、マンションの窓は規格以外のサイズであるケースが多いので、オーダーメイドになることも。
また、オーダーメイドの場合はまとめて注文するほうが単価が下がる場合もあります。
枚数が不足してあとから追加注文となると、結果的に合計金額が上がってしまう可能性もあるので、注文する前には全ての窓の分を注文したかどうかも確認するようにしましょう。
引っ越し時期が春か秋であれば、冷暖房品の用意は引っ越し後でもかまいませんが、夏や冬であればすぐに使用できるように準備します。
引っ越し業者によっては、オプションでエアコンの取り付けも行っていますので、その点も確認しておきましょう。
他にもオプション内容としては荷物の梱包、家具の組み立て、廃棄物の処理などがあります。
経費を抑えるためには、自分でできることは自分で行いたいものですが、引っ越し時は通常の生活に加え、様々な手続きなどで意外と忙しいものです。
時間がなくて梱包するのに徹夜することになった、時間が足りなかったためにトラックの時間に間に合わなかったということがないように、経費節約だけを優先するのではなく、どうしたらスムーズに引っ越しが進められるのかも考えておくとよいでしょう。
荷物を選定して、できるだけ費用を抑えましょう
引っ越し費用以外にもかかる費用を調べておきましょう その他にも、注文住宅の場合は、地鎮祭や上棟式の費用にあわせて10万円程度はかかると考えておきます。また、引っ越し後の近所への挨拶の際の品も用意しなければならないので、近隣の挨拶先を確認して用意しておきましょう。このように、引っ越しにかかる費用は多岐にわたりますので、しっかり準備しておきたいものです。