新築と中古、どっちがいいの?
コラム
不動産コラム
新築・中古それぞれの特徴を理解して物件の選択を
雑誌、インターネット、チラシなどに公開されている膨大な量の物件情報を見ていると、新築も中古も物件がたくさんあります。
どちらがいいのか迷ってしまい、なかなか購入に踏みきれない方も多いはず。
そんな迷いを少しでも解消できるように、ここでは新築・中古のそれぞれの特徴を紹介します。
特徴を知って、希望物件の条件や優先順位を明確に
新築は何より、建物が新しいだけでなく最新の設備が整っている点が中古との大きな違いです。
しかし、比較的駅から近いところでは新築物件が出ることが少ないため、利便性を重視した場合はなかなか希望通りの物件に出合えない可能性もあります。
また、中古に比べると価格が高めであることは念頭においておきましょう。
新築の購入の際には、固定資産税・登録免許税・不動産取得税の軽減など税制面で優遇されることがありますので、事前に調べておきます。
中古よりも購入価格は高くなりますが、税制の優遇や各設備の耐用年数を調べておき、中古物件を購入してその後にかかるリフォーム代を含めるとほとんど差がない場合があります。このようなケースは新しい家を選択するほうが断然有利です。
一方中古の場合は、新築に比べて価格が抑えられている点・比較的敷地がゆったりしている物件が多い点が特徴です。
リフォームが必要になることもありますが、購入価格を抑えた分の資金をリフォームに回して理想のマイホームを作り上げることも可能です。
最近ではリノベーションといって、元の家の基礎部分は生かして、新しい家に生まれ変わるようにする工事もあります。
ただし、物件の状態によっては大掛かりな改修が必要となる場合もあり、予算を大幅にオーバーしてしまうことも。
また、手を入れられないこともあるので、必ずしも希望通りになるとは限らないということを考慮しておきましょう。
先ほど新築は税制面で優遇されると述べましたが、中古物件でも築20年以内や新耐震基準に達していれば新築同様の税制優遇を受けることが可能です。
また、中古物件を購入した場合の国によるリフォーム費用の補助金制度や優遇措置を設けていますので、事前に調べてそれらを利用したいものです。
中古物件を選択するのであれば、購入価格が新築よりも安く、かつ新築同等の税制優遇が受けられ、リフォーム費用が最小限で済む物件であれば、メリットが大きいでしょう。
新築・中古問わず、人気物件は売り出されてからすぐに決断して申し込みをしないと、別の購入希望者に購入権利が移ってしまいます。
かといって、よく調べないで申し込みをして購入し、住んでからトラブルに直面するのは避けたいもの。
まずは希望物件の建物の条件、立地・周辺環境の条件、費用の条件を明確に決めておきます。
このように下準備をしておけば、気に入った物件が出たらすぐに購入すべきか否かを判断できるでしょう。
また、判断は自分の希望条件の優先順位によるので、事前にしっかりと優先順位を決めておくことも大切です。
分からないことは不動産会社に相談
新築と中古で迷っている場合だけでなく、優先順位がなかなか決められない場合も不動産会社に相談してベストな選択ができるようにしましょう。
きっと的確なアドバイスをしてもらえるはずです。