所有の土地を有効活用するには?
コラム
不動産コラム
立地にあった土地の有効活用を選択しましょう
所有している土地の活用方法は、住宅を建てる・賃貸住宅やテナントビルを建てて家賃収入を得る・土地を貸す・駐車場にするなど様々。
何に適しているかは立地によっても変わってきます。どんな活用方法があるのかをご紹介しましょう。
メリット・デメリットの両方を比べることが大切
一般的な方法としては所有の土地に建つ住宅をそのまま貸し出すというもの。
しかし、エリアによっては賃貸物件が飽和状態になってきているため、借り手を得るためにも工夫が必要となってきます。
賃貸物件の場合、借主が自由に改装できない場合がほとんどです。
そこで、借主にメリットを感じてもらうために原状回復を条件に改装可とし、近隣の物件との差別化を図るというのもひとつの方法です。
最近では賃貸物件に適した壁紙や床材が数多く出回っていますので、それらを利用して借主が自分のイメージに合わせてプチリフォームすることを可能にすれば、家を気に入り長く住んでくれる可能性が高くなるというメリットが生まれます。
一方、リフォーム可の範囲を超えて手を入れてしまい、トラブルになるというケースもありますので、トラブルを防ぐためにはリフォームに関する細則をきちんと決めて、貸主と借主が共通の認識をもっておく必要があります。
次は、賃貸物件に建て替えて家賃収入を得る方法です。
駅に近い立地であればテナントビルに建て替えて店舗や事務所として貸し出します。
静かな住宅地であれば、アパートやマンションなどの居住用の賃貸物件に建て替えて家賃収入を得ます。
ペット可や楽器可、可動式収納つきなど、付加価値をつけることで借主が途切れない工夫を凝らしましょう。
家賃収入という新たな収入源を確保できるメリットがありますが、物件の建築費用などの初期投資をしなければならないという点も忘れてはいけません。
立地と相場を考えて無理のない経営計画を立てていきましょう。
建物を貸し出すという方法だけでなく、建物を壊して貸し駐車場にするという方法もあります。
都市部では若い世代が車を持たなくなったという話も聞きますが、乗り物は車だけではありません。
最近ではバイク専用の駐車場も増えています。
駐車場にする場合は物件を建築するよりも、初期投資が少なくて済むというメリットがあります。
ただし、立地環境に合っていないと利用者が少なく、経営が成り立たない事態となることがあります。
うまく経営していくためには、周辺環境とユーザーがいるかどうかをよく調査しておくことが必要です。
不動産業者から情報収集してから活用方法を選択
どのような活用方法を選択する場合でも、必ず地元の不動産会社の意見を聞き、適切な判断を得ることが必要です。
駅前の商店街だったり閑静な住宅地だったり、大学がいくつも点在する学生街であったり、大きなショッピングモールが近くにあったり...と立地条件は様々です。
立地環境とそこで暮らす人たちの生活スタイルをよく知る、地域で店舗を構える不動産業者に相談して、慎重に進めていくとよいでしょう。