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不動産売却のかしこい方法 ~基本編(事前準備)~

コラム

不動産コラム

もし不動産売却を行うことになった場合、事前の情報収集や準備をしなくてはいけません。基本的に個人で不動産を売却する場合は、仲介会社が入りますが、その前に自分で出来ることはないのでしょうか。不動産売却を成功させるために個人で出来る事前準備には、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

事前準備の3大ポイント

①相場の確認

最近は、地域で実際に売り出されている物件や、その地域で実際に購入した物件のデータをインターネットで検索できるサービスがあります。
相場の確認のためにこのようなサービスを利用してみるのは非常に有効な方法です。
例えば、国土交通省がインターネット上で無料提供している「土地総合情報システム」の中に「不動産取引価格情報検索」があります。これは、アンケート調査に基づいた取引価格情報を対象エリアごとに公開しているサービスです。取引価格の他に、駅からの距離、広さ、築年数まで分かるので、自分の家と似た物件の情報を調べてみると参考になります。
また不動産ポータルサイトに掲載されている物件情報からも相場観を掴むことができます。中古物件カテゴリの「買う」を選択して、自宅付近の物件一覧の販売価格をチェックすれば、ご自分の不動産がどのくらいで売れるかの目安や予測が立てられます。

②売却不動産の特徴を把握する

売却の方向性をきちんと見定めるために、売却予定の不動産がどのような特徴を持っているのかを知る必要があります。
例えば、採光性、駐車スペース、間取りのタイプ、周辺環境などの項目をチェックしましょう。「自分が買うとしたら何を重視するか?」という視点に立って考えるとイメージがしやすいかと思います。
それらを元に、そもそも需要があり売却しやすい物件なのか、条件的に不利で売却しづらい物件なのかを見極めましょう。
また、売却予定の不動産が位置するエリアがどのような層に人気なのかも調べておくと良いでしょう。ファミリー層に人気なのか、シニア世代が多いエリアなのかなど、ターゲットを明確にしておきましょう。

③売却時期の確認

春や秋は入学・入社・転勤などの季節ですので比較的不動産が動きやすいですが、売却においては賃貸のように極端な差があるわけではありません。
季節的な要因よりは、経済要因(金利、税制、政策)や市場要因(供給量、景気)などの影響によって、売却しやすい時期・状況が変化していきます。
ただ昨今では、不動産の購入を検討し始めた時点でインターネットにアクセスして情報を得られる環境が整っているため、「時期」が売却に与える影響は小さくなっています。
適正な時期を見定めるよりも、1日でも早く売りに出し市場の反応を見ることが、「売却時期」においてのポイントかもしれませんね。