夫婦二人で暮らすならどんな間取りが最適?
コラム
不動産コラム
現在子どもがいない、作る予定もない、子どもが既に独立しているなどで夫婦二人で暮らす世帯が最近増えてきました。夫婦二人でお互いのライフスタイルを尊重し合いながら、快適に暮らせる間取りとはどのようなものでしょうか。
夫婦二人暮らし 住まいや間取りのポイント
夫婦二人暮らしでの住まいや間取りのポイントとしては、
収納スペースの部屋をどう作るか、夫婦別室にするかどうか、どのような立地に住むか、といった3つのポイントがあげられます。ひとつずつ見ていきましょう。
(1)収納スペースの部屋をどう作るか
夫婦二人だけの暮らし、特に共働きの世帯は、毎日何かと忙しく部屋の片づけはついつい後回しになってしまいがちです。
そのため、部屋ごとに収納スペースが設けられているかは大きなポイントになります。
特に洋服はクローゼットの収納量が豊富にないと、思ったよりもすぐスペースが埋まってしまいます。狭い空間を無理に使っていると、服にシワができてしまい着る前にはアイロンが必須になるなど、帰って手間になってしまう場合もあるのです。
夫婦二人暮らし用の間取りであれば、二人分のウォークインクローゼットやシューズインクローゼットなどの収納スペースが充実しているものが好ましいでしょう。
(2)夫婦でそれぞれ部屋を設ける
夫が帰宅するまで妻が料理を作って待っている、といったライフスタイルはだんだん少なくなりつつあります。共働きであれば、お互いに出社や帰宅時間が異なり、一緒に暮らしていてもお互いに別の生活サイクルがあるパターンが多くなるため、夫婦で独立した居室を用意しておくと良いでしょう。
また、家で仕事をするのにもお互いに個室があれば集中して取り組むことができます。
ただその際は、完全に就寝を別にするのではなく融通をきかせておきましょう。どちらの部屋も寝室となるように部屋作りをすると距離を感じずに暮らしていけます。
(3)教育環境を考慮せず自由に立地を選べる
子どもがいる家庭の場合ですと、教育環境のために小学校や公園が近いといった環境を優先する場合が多いですが、夫婦二人暮らしの場合は「利便性」がキーワードになります。例えば、職場から近い都心で駅から5分以内の物件や、24時間スーパーが近所にあるといった生活する上での利便性や快適さを重視した住居を求める方が多いです。
また共働き夫婦の場合、昼間は家を空けていることの多いため、陽当たりの良さよりもむしろ、夜景が綺麗に見える部屋を重視するといった傾向も見られます。
いつまでも仲良く幸せに暮らすために
子どもがいる家庭に比べて、二人暮らし夫婦のライフスタイルや間取りは、お互いがしたいことを柔軟に反映しやすくなります。上記のポイントをお二人でよく相談し、自分たちが満足できる暮らしを手に入れましょう。