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【2024年4⽉発表】中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移

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東京カンテイ プレスリリース / 中古木造一戸建て住宅平均価格     2024年4月9日

主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

3月 首都圏の中古一戸建て平均価格は前月比-10.6%の3,618万円 東京23区・都下ともに下落

近畿圏は-2.3%の2,749万円で連続下落、中部圏は-9.7%の2,424万円で下落に転じる


  • 首都圏

3月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、前月比-10.6%の3,618万円と大きく下落に転じた。都県別では東京都が-11.3%の5,526万円と2ヵ月連続上昇から大きく反転下落。神奈川県は-6.7%の4,075万円と連続で下落した。千葉県は-3.6%の2,627万円と4ヵ月連続下落となった。埼玉県は-3.8%の2,766万円と反転下落。全都県で価格下落し、前年比もマイナスとなった。

  • 近畿圏

近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比で-2.3%の2,749万円と連続で下落した。主要府県では、大阪府が+0.2%の3,007万円と、小幅ながら再び上昇に転じた。前年同月比は依然としてマイナスである。兵庫県は-9.5%の2,609万円と大きく反転下落した。平均築年は+1.8年と進んだほか、平均土地・建物面積が縮小している。京都府は+1.3%の3,599万円と反転上昇。3月は兵庫県の下落が影響し、近畿圏全体では下落が続いた。

  • 愛知県

愛知県は-8.8%の2,919万円と3ヵ月連続上昇から大きく反転下落した。中部圏(4県)全体も同様に下落に転じ、-9.7%の2,424万円となった。いずれも築古化が見られる。

  • 宮城県・福岡県

宮城県の平均価格は+4.4%の2,628万円と連続の上昇。築年数が前月比・前年同月比ともに若返りを見せている。

福岡県は-4.1%の2,326万円と下落に転じた。前年同月比は引き続きマイナスで、築年数が+3.5年であることから価格はさらに水準を落としている。

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●主要都市の平均価格動向

東京23区は前月比-11.8%の10,190万円と大きく下落に転じた。10ヵ月連続の1億円台は維持した。都下も-8.5%の3,786万円と大きく反転下落している。横浜市は-3.5%の4,772万円と3ヵ月連続の下落。築年数が-3.1年と若返ったものの価格は上昇に転じなかった。川崎市は+25.7%の6,686万円と大幅に反転上昇している。相模原市は-4.1%の3,020万円と連続下落。千葉市も-1.0%の2,955万円と下落が続いた。さいたま市は+13.4%の3,956万円と大きく上昇に転じた。

東京23区は高額事例の減少と築年数が進んだため下落。都下は武蔵野市や国分寺市での下落が影響し4,000万円を下回った。

大阪市は+3.5%の4,846万円と上昇に転じた。堺市は+0.9%の3,198万円と3ヵ月連続で上昇した。神戸市は-15.5%の2,759万円と連続で下落。下落率は大幅に拡大した。京都市も-7.9%の4,661万円と連続下落している。

神戸市は6ヵ月ぶりに3,000万円を下回り前年同月比もマイナスに振れた。

名古屋市は-7.6%の3,684万円と反転下落した。築古化や土地・建物面積の縮小が要因と考えられる。

仙台市は+7.0%の3,262万円と連続の上昇。

福岡市は+1.5%の3,910万円と、こちらも連続で上昇した。

●集計の方法

調査対象の条件:①敷地面積100~300㎡の物件 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件

対象地域

首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県

近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県

中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県

宮城県 福岡県 赤字はデータ掲出都府県

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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