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【2024年4⽉発表】新築小規模木造一戸建て住宅平均価格月別推移

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東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模木造一戸建て住宅平均価格     2024年4月9日

主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

3月 首都圏の新築小規模一戸建て平均価格は+0.8%の5,286万円 23区で価格を高める動き

近畿圏は+1.7%の3,921万円と連続上昇、中部圏は-5.9%の3,700万円と反転下落


●首都圏

3月の首都圏新築小規模一戸建て住宅の平均価格は前月比+0.8%の5,286万円と連続上昇した。上昇率は前月同様に1%には届かなかった。都県別では東京都が+4.1%の6,501万円と反転上昇。東京23区・都下ともに上昇し、前年同月比もプラスに転じた。神奈川県は-4.3%の4,617万円と下落に転じ、前年同月比もマイナスの水準となった。特に横浜市の下落が響いた。千葉県は+0.4%の4,303万円と連続の上昇。埼玉県は-2.3%の4,195万円と下落が続いている。

●近畿圏

近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比+1.7%の3,921万円と連続上昇した。主要府県別に見ると、大阪府が+3.7%の3,915万円と上昇に転じた。大阪市が平均価格を押し上げた。兵庫県は-1.2%の4,120万円と反転下落。京都府は-4.0%の3,758万円と再び下落に転じた。

●愛知県

愛知県は-6.0%の3,764万円と3ヵ月連続上昇から反転下落。前年同月比は再びマイナスに振れた。中部圏全体(4県)でも-5.9%の3,700万円と3ヵ月連続上昇から下落に転じた。

首都圏は東京都が反転上昇したが、神奈川県と埼玉県が下落し、全体では小幅な上昇にとどまった。中部圏は平均土地・建物面積が縮小し、価格も下落。愛知県でも同じ動きが見られた。

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●主要都市の平均価格動向

東京23区は前月比+2.9%の7,194万円と反転上昇した。都下も+2.9%の4,842万円と2ヵ月連続下落から上昇に転じた。前年同月比はマイナスが続いた。横浜市は-5.7%の4,651万円と反転下落。川崎市は+0.6%の5,610万円と連続上昇した。相模原市は-1.2%の4,154万円と連続の下落。千葉市は-11.6%の4,201万円と前月からの反動で下落したが、前年同月比で見れば高い水準である。さいたま市は-7.7%の4,567万円と3ヵ月連続上昇から下落に転じた。

大阪市は+11.0%の4,765万円と連続の上昇。堺市は-5.1%の3,310万円と連続で下落した。神戸市は-9.1%の4,067万円と再び下落に転じた。京都市は-1.3%の4,124万円と反転下落した。

名古屋市は-4.0%の3,985万円と3ヵ月連続上昇から下落に転じた。

首都圏は東京23区で高額事例が出やすい区を中心に価格が上昇し、価格を高める動きが見られた。近畿圏は大阪市の分譲戸数が大きく増加。天王寺区や北区で高額事例が出た。

●集計の方法

調査対象の条件:①敷地面積50㎡以上~100㎡未満 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件

対象地域

首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県

近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県

中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県

赤字はデータ掲出都府県 

宮城県と福岡県は供給戸数が少ないため割愛。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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