【2024年10⽉発表】新築小規模木造一戸建て住宅平均価格月別推移
レポート
市況情報
東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 2024年10月10日
主要都市圏・主要都市別／新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移
9月 首都圏の新築小規模一戸建て平均価格は－1.4％の5,367万円 8ヵ月ぶり下落
近畿圏は－0.9％の3,963万円と反転下落、中部圏は＋0.2％の3,864万円と3ヵ月連続上昇
●首都圏
9月の首都圏新築小規模一戸建て住宅の平均価格は前月比－1.4％の5,367万円と、8ヵ月ぶりに下落した。都県別では東京都が－3.0％の6,660万円と反転下落。神奈川県は－1.5％の4,692万円と連続下落した。千葉県は＋1.2％の4,376万円と上昇に転じた。埼玉県は－1.8％の4,206万円で3ヵ月連続の下落となった。前年同月比でもマイナスの水準が続いている。9月は千葉県が上昇に転じたが、その他の3都県は下落。東京都は今年に入って初めて下落率が3％に達した。
●近畿圏
近畿圏（2府4県）の平均価格は、前月比－0.9％の3,963万円と下落に転じた。主要府県別に見ると、大阪府が＋1.5％の3,945万円と反転上昇した。兵庫県は－4.9％の4,204万円と反転下落し、前年同月比もマイナスに振れた。京都府は－1.9％の3,728万円と連続で下落した。
●愛知県
愛知県は＋0.2％の3,922万円と3ヵ月連続の上昇。戸数は前月からさらに減少している。中部圏全体（4県）も＋0.2％の3,864万円と3ヵ月連続の上昇となった。
東京都は東京23区が下落した。埼玉県では、さいたま市が上昇したものの全体では下落。近畿圏では4,000万円台は継続しなかったが、前年同月比は＋4％台を維持した。中部圏は前年同月比でマイナスに転じている。
●主要都市の平均価格動向
東京23区は前月比－2.1％の7,621万円と5ヵ月ぶりの下落となった。都下は＋1.8％の4,747万円と再び上昇に転じた。横浜市は－1.2％の4,775万円と連続の下落。川崎市は＋3.1％の5,798万円と連続で上昇した。相模原市は＋1.3％の4,271万円と反転上昇。千葉市は＋7.5％の4,349万円と上昇に転じた。さいたま市は＋5.7％の4,810万円と反転上昇した。
大阪市は＋23.2％の4,496万円と大きく上昇した。前月からの反動もあるが、前年同月比も大きく拡大している。堺市は－18.9％の3,590万円と大きく上昇に転じた。神戸市は－9.6％の4,525万円と反転下落。京都市は＋2.7％の3,960万円と反転上昇した。
名古屋市は－2.3％の4,116万円と下落に転じた。
東京23区は全体の供給が絞られる中で、世田谷区や杉並区など戸数の多い区での価格下落が影響した。都下は反転上昇するも、前年同月比は依然としてマイナス。大阪市は8月を除き、前年同月を上回る価格で推移している。
●集計の方法
調査対象の条件：①敷地面積50㎡以上～100㎡未満 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件
対象地域
首都圏：東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
近畿圏：大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県
中部圏：愛知県 岐阜県 三重県 静岡県
赤字はデータ掲出都府県
宮城県と福岡県は供給戸数が少ないため割愛。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ （株）東京カンテイ 市場調査部
※本記事の無断転⽤を禁じます