【2024年10⽉発表】分譲マンション賃料月別推移
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東京カンテイ プレスリリース / 分譲マンション賃料 2024年10月17日
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移
首都圏9月 前月比-0.7%の3,578円/㎡と3ヵ月連続の下落、埼玉県を除き横ばい~弱含みの動き
近畿圏は大阪エリアが下支えする形で僅かにプラス 中部圏は3ヵ月連続の上昇
【9月の分譲マンション賃料 三大都市圏・都府県】
2024年9月の首都圏・分譲マンション賃料は、東京都の事例シェア縮小やほぼ全域で横ばい~弱含みとなった影響から、前月比-0.7%の3,578円/㎡と3ヵ月連続で下落した。都県別で見ると、東京都はやや築年数が進んだものの横ばいの4,170円/㎡、埼玉県は+0.1%の2,291円/㎡と僅かに強含んで上昇傾向を維持している。一方、神奈川県(-1.6%、2,826円/㎡)では3ヵ月連続のマイナス、千葉県(-1.1%、2,003円/㎡)も2ヵ月ぶりに下落したことで年初来の最低値を更新している。
近畿圏では大阪エリアの事例シェアが引き続き縮小する中、賃料自体は強含んで圏域平均を下支えする形となり、前月比+0.1%の2,330円/㎡と僅かながら3ヵ月ぶりに上昇した。大阪府(+0.4%、2,709円/㎡)では平均築年数が引き続き進んだものの、堅調な正味トレンドなどを背景に3ヵ月ぶりに上昇して7月の水準を上回った。一方、築古事例が増加した兵庫県では-0.3%の1,801円/㎡と3ヵ月ぶりに下落するも1,800円台は維持した。
中部圏では前月比+0.4%の2,030円/㎡、愛知県では+0.5%の2,090円/㎡と、揃って3ヵ月連続のプラスとなった。なお、愛知県の事例シェアは依然として9割前後を保っている。
三大都市圏および都府県 直近1年間の分譲マンション賃料 (単位:円/㎡)
【9月の分譲マンション賃料 三大都市圏・主要都市】
首都圏主要都市の分譲マンション賃料は、東京23区で前月比+0.1%の4,305円/㎡と僅かながら3ヵ月ぶりに上昇した。各築年帯の賃料推移を見ると、「築5年以内」や「築11年~20年」で上値の重さが見られるも、総じて高水準にて堅調な推移が続いている。また、さいたま市(+1.4%、2,880円/㎡)では賃料水準が比較的高い大宮区や浦和区で引き続き事例が増加、平均築年数に至っては前年同月に比べて5年以上も若返っている。一方、横浜市(-1.9%、3,066円/㎡)や千葉市(-4.4%、2,011円/㎡)では下落傾向が続いており、特に平均築年数が2年以上も進んだ千葉市は大きく水準を下げる結果となった。
近畿圏では大阪市で前月比-0.3%の3,155円/㎡と小幅ながら引き続き下落した。各築年帯の賃料推移を見ると、新築事例シェアの縮小に伴って「築5年以内」では急上昇に一服感が出始めているものの、全ての築年帯が堅調に推移している状況に変わりはない。一方、神戸市では築古事例が増加した影響もあり、-1.1%の1,914円/㎡と2ヵ月ぶりに下落した。
名古屋市では引き続き平均築年数がやや若返ったことで、前月比+0.5%の2,226円/㎡と3ヵ月連続で上昇した。なお、築年帯別では年初から上昇・下落している動きが混在している。
主要都市別 直近1年間の分譲マンション賃料 (単位:円/㎡)
「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」について ●集計方法:賃料データは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの "月額募集賃料"を行政区単位に集計・算出し、㎡単価に換算して表記。 ●集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30㎡未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外) ●集計地域および直近3ヵ月の流通事例数 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県) :50,912件 |
本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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