【2024年7⽉発表】中古マンション70㎡価格⽉別推移
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東京カンテイ プレスリリース / 中古マンション価格 2024年7月24日
三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格月別推移
6月 首都圏 前月から概ね横ばいの4,629万円、東京23区は全エリアでの強含みが継続
大阪府では前年同月比がプラスに転じる 中部圏では弱含むも4月の水準は上回る
2024年6月の首都圏中古マンション価格は、東京都の事例シェア縮小が影響して前月から概ね横ばいの4,629万円となった。都県別で見ると、東京都では+0.8%の6,532万円と上値を伸ばしている。また、神奈川県(+0.3%、3,610万円)や埼玉県(+0.9%、2,903万円)でもプラスを示したが、前年同月の水準を上回る状況には至っていない。一方、千葉県では-0.8%の2,693万円と再び下落したことで年初来の最低値を更新する結果となった。
近畿圏平均は強含んだ大阪エリアによって押し上げられる形で、前月比+0.3%の2,850万円と小幅ながら再び上昇した。大阪府では+0.7%の3,100万円と3ヵ月連続で上昇、前年同月比は昨年7月以来のプラスを示した。一方、兵庫県では-0.4%の2,439万円と小幅ながら前月に引き続き下落、前年同月比の下落率は4%台に達している。
中部圏平均は前月比-0.8%の2,228万円、愛知県では-0.9%の2,355万円と再び下落したが4月の水準は上回った。いずれも前年同月の水準を下回る状況に変化はない。
三大都市圏および都府県 70㎡あたりの中古マンション価格 (図中の数値は1・7月の価格)
【6月の主要都市別・中古マンション価格】
首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区で前月比+1.2%の7,475万円と引き続き上昇した。また、さいたま市(+2.1%、3,612万円)では価格水準が比較的高い大宮区や浦和区で事例が増えたために大きな上昇率を示したが、年初来のピークからは90万円ほど下回っている。この他、横浜市(+0.4%、3,765万円)や千葉市(+0.3%、2,590万円)でも小幅ながらプラスとなったが、いずれも4月の水準には届かなかった。
近畿圏主要都市の価格は、大阪市で前月比+1.0%の4,030万円と3ヵ月連続で上昇し、集計開始以来で初めて4,000万円の大台に達した。5月には前年同月比がプラスに転じ、今月は一段と上振れている。一方、神戸市では-1.5%の2,549万円と前月に引き続き下落、前年同月比の下落率も大幅に拡大している。
名古屋市では前月比-1.0%の2,749万円と再び下落したが4月の水準は上回った。東京23区や大阪市とは異なり、名古屋市の価格トレンドに強さや好転の兆しはまだ見られない。
主要都市別 70㎡あたりの中古マンション価格 (図中の数値は1・7月の価格)
【6月の各都市圏中心部・中古マンション価格】
都心6区は前月比+1.1%の12,058万円と17ヵ月連続で上昇、1億円台→1.1億円台までに1年近くを要していたが1.2億円台までは僅か半年と上昇ペースが加速している。全てのエリアで引き続きプラスを示したが、都心部以外に関してはあくまで一部の行政区がエリア平均を押し上げているに過ぎない。大阪市中心部では+1.4%の5,836万円と6ヵ月連続で上昇、前年同月比の上昇率は都心6区に次いで高い8%台となっている。一方、名古屋市中心部では-1.0%の3,677万円と3ヵ月ぶりに下落、前年同月比も再びマイナスとなった。
各都市圏中心部 70㎡あたりの中古マンション価格 (図中の数値は1・7月の価格)
「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70㎡価格月別推移」について ●集計方法:価格データは、東京カンテイのデータベースに登録された中古マンションの"売り希望価格"を行政区単位に集計・算出し、70㎡に換算して表記。 ●集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30㎡未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外) ●集計地域および売事例数(2024年6月/2024年4月~2024年6月合計) |
※中古マンション価格と流通戸数・価格改定シェア・値下げ率の推移は下記URLから参照できます。
https://www.kantei.ne.jp/report/market-index.pdf
本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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