【2024年6⽉発表】新築小規模木造一戸建て住宅平均価格月別推移
レポート
市況情報
東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 2024年6月6日
主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移
5月 首都圏の新築小規模一戸建て平均価格は+0.9%の5,341万円 4ヵ月連続上昇
近畿圏は-0.8%の3,921万円と反転下落、中部圏は反転上昇も戸数大幅減
●首都圏
5月の首都圏新築小規模一戸建て住宅の平均価格は前月比+0.9%の5,341万円と4ヵ月連続で上昇した。都県別では東京都が+1.1%の6,395万円と反転上昇。東京23区と都下がともに上昇に転じた。神奈川県は+2.9%の4,974万円と連続で上昇した。横浜市が牽引する形で、2014年4月の集計開始以降最高価格となった。千葉県は-1.7%の4,334万円と3ヵ月連続上昇から反転下落。埼玉県は-0.8%の4,319万円と再び下落に転じている。
●近畿圏
近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比-0.8%の3,921万円と3ヵ月連続上昇から反転下落した。主要府県別に見ると、大阪府が-0.5%の3,871万円と連続で下落。大阪市の下落が続いているが、前年同月比では依然としてプラスの水準となった。兵庫県は-2.4%の4,194万円と反転下落。京都府は+5.0%の3,886万円と上昇に転じた。
●愛知県
愛知県は+1.5%の3,756万円と反転上昇した。中部圏全体(4県)を見ても、+2.1%の3,714万円と上昇に転じている。
首都圏は千葉県と埼玉県が下落に転じたが、東京都と神奈川県の上昇により全体では上昇率が拡大した。近畿圏は大阪府が連続下落。兵庫県は神戸市以外の都市で下落が目立った。愛知県は、戸数が前月比・前年同月比ともに大きく減少した。
●主要都市の平均価格動向
東京23区は前月比+0.7%の7,115万円と反転上昇。都下も+5.4%の4,813万円と上昇に転じたものの、前年同月比は依然としてマイナスとなっている。横浜市は+3.1%の5,055万円と連続で上昇し、5,000万円台に乗せた。川崎市は-0.2%の5,834万円と3ヵ月連続上昇から下落に転じた。相模原市は+7.7%の4,645万円と連続上昇。千葉市は-7.5%の3,841万円と3ヵ月連続で下落。7ヵ月ぶりの3,000万円台となった。さいたま市は-0.4%の4,751万円と反転下落した。
大阪市は-1.9%の4,302万円と連続の下落。堺市は+11.6%の3,814万円と連続上昇。上昇率も拡大した。神戸市は+11.8%の4,888万円と、こちらも2ケタ上昇している。京都市は+0.6%の3,957万円と上昇に転じた。
名古屋市は-0.3%の3,966万円と3ヵ月連続で下落した。
首都圏は東京23区が反転上昇したが、区単位で見れば下落した区の方が多い。近畿圏主要都市は大阪市のみ下落。名古屋市は前年同月比でもマイナスが続く。
●集計の方法
調査対象の条件:①敷地面積50㎡以上~100㎡未満 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件
対象地域
首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県
中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県
赤字はデータ掲出都府県
宮城県と福岡県は供給戸数が少ないため割愛。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
※本記事の無断転⽤を禁じます