【2024年5⽉発表】新築小規模木造一戸建て住宅平均価格月別推移
レポート
市況情報
東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 2024年5月9日
主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移
4月 首都圏の新築小規模一戸建て平均価格は+0.2%の5,295万円 東京都のみ下落
近畿圏は+0.8%の3,952万円と3ヵ月連続上昇、中部圏は-1.7%の3,638万円と連続下落
●首都圏
4月の首都圏新築小規模一戸建て住宅の平均価格は前月比+0.2%の5,295万円と3ヵ月連続で上昇した。依然として上昇率は1%に届かない。都県別では東京都が-2.7%の6,324万円と再び下落に転じた。神奈川県は+4.7%の4,835万円と反転上昇した。主要都市である横浜市・川崎市・相模原市が軒並み上昇している。千葉県は+2.4%の4,407万円と3ヵ月連続の上昇。埼玉県は+3.8%の4,356万円と6ヵ月ぶりに上昇した。
●近畿圏
近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比+0.8%の3,952万円と3ヵ月連続上昇した。主要府県別に見ると、大阪府が-0.7%の3,889万円と再び下落に転じた。大阪市の下落が響いたが、前年同月比で見れば高い水準。兵庫県は+4.3%の4,299万円と反転上昇。京都府は-1.5%の3,700万円と連続で下落した。
●愛知県
愛知県は-1.7%の3,700万円と2ヵ月連続の下落。中部圏全体(4県)も愛知県の価格推移が反映された形で、-1.7%の3,638万円と下落が続いた。
首都圏は東京都のみ下落したものの、他3県が軒並み上昇したことで小幅ながら連続上昇となった。近畿圏は兵庫県の上昇によりプラスを維持した。中部圏と愛知県は、平均土地・建物面積が前月より拡大したが、価格は上昇に転じなかった。
●主要都市の平均価格動向
東京23区は前月比-1.8%の7,067万円と反転下落した。都下も-5.7%の4,567万円と再び下落に転じている。横浜市は+5.5%の4,905万円と反転上昇した。川崎市は+4.2%の5,848万円と3ヵ月連続の上昇。相模原市は+3.8%の4,313万円と上昇に転じた。千葉市は-1.1%の4,153万円と連続の下落。大きく下落した前月からさらに水準を落とした。さいたま市は+4.5%の4,771万円と再び上昇に転じた。
大阪市は-8.0%の4,385万円と反転下落した。堺市は+3.3%の3,419万円と上昇に転じている。神戸市も+7.5%の4,373万円と反転上昇。京都市は-4.6%の3,934万円と連続下落した。
名古屋市は-0.2%の3,976万円と下落が続いた。
首都圏は東京23区・都下ともに下落。23区は都心部を除き上値の重い展開となっている。近畿圏は、大阪市が前月からの反動で価格が下落し戸数も減少した。
●集計の方法
調査対象の条件:①敷地面積50㎡以上~100㎡未満 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件
対象地域
首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県
中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県
赤字はデータ掲出都府県
宮城県と福岡県は供給戸数が少ないため割愛。
本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
※本記事の無断転⽤を禁じます